クラシックルート巡礼

1DAY 明神岳東稜・T峰〜X峰



2004年4月6日
小倉(記録)


2004.4/6(火曜日)晴れ
 中の湯ゲート1:00 − ひょうたん池7:40/55 − 明神岳T峰14:10 − V峰 − 上高地19:55 − 中の湯ゲート21:35

 明神岳東稜は1996年12月にトレースしています。そしてT峰〜X峰は去年のゴールデンに西南稜から逆縦走しているのでルートは頭の中に入っています。
 荷物を軽くして、春のしっかりした雪では1DAYで行けるのではないかと計画しました。
 当初は坂巻温泉から上高地まで時間短縮のためアプローチに自転車を使うことを考えました。でも道路に雪が残っていたら無理なので止めました。
 心配なのは、4月4日に降雪があって、稜線では20cmほど新雪が積もっているということでした。
 自宅(あやめ池)を前日の15時30分に出発して高速道路のSAで3時間ほど仮眠しました。坂巻温泉に4月6日/0時40分に着いて駐車しました。駐車料金は1日500円でした。              
 中の湯ゲートからしばらく雪はありませんでしたが、やがて雪が出てきて、道路が凍結していました。何度も滑りそうになりました。
 去年のゴールデンと違い1ヶ月早いと山全体が真っ白で冬山に近いと思いました。ただ太陽の光は春そのもので暖かく感じました。この山行では一人の登山者も見ませんでした。平日の山行だから当たり前ですよね。また、トレースも全く有りませんでした。
 夜明け前までは、たまらなく眠たかったですが、日が昇ってくると目が冴えて来ました。ひょうたん池を過ぎた頃からアイゼンが団子になって歩きにくく、ラッセルもあってサクッと登れません、一日で抜けられるか心配になってきました。
 ザイルはバットレスの10mで一回使っただけでした。この時スリップして2mほど落ちましたがソロイストが止めてくれました。最初はノーザイルで抜けようと思いましたが、疲れてきているので大事をとってアンザイレンして正解でした。
 明神岳のT峰からX峰の稜線は雪がべったり付いていました。U峰の登りでは勢いでザイルを使わず突っ込みましたが、後で考えるとアンザイレンした方が良かったと反省しています。
 V峰からの下りは尾根がナイフリッジ状になったあたりから右の沢を下降しました。この山行で20時間も歩き通せたとは自分でも驚きです。


(小倉)